ある雑誌で「ルシトーン」の記事を拝読いたしました。興味を持ち色々、調べていくうちに、まだ認可が下りてから間がないので、症例が少ない事が判りました。
　私は、現在保険仕様の入れ歯を6,7ヶ月に一度作成をしています。
　それは、金具で今まで抜けていきましたので、全部抜けてから自由治療をすれば良いと思っていました。それの方が安いのでは？
　ところが、現在は上4本、下6本になり、見てくれも良くないのと、また抜けてしまうのでは？と思い、ルシトーンに興味を持ちました。 　私の状態は、まず「歯周病、糖尿病＝朝錠剤１錠を服用、3ヶ月に一回ヘモグロビンA1C、血糖値を検査＝ヘモグロビンA1Cは6.7程度で安定をしています。」の病気もちです。
　歯の状態は、2本が動いて、残りはやや動く状態です。
　お聞きしたのは、ルシトーンの症例はありますか？また、ルシトーンへの所見があれば、教えていただけると幸甚に存じます。
　お忙しいとは思いますが、何卒宜しくお願い致します。

平井歯科＠文京区本郷の平井です。
　お悩み拝見しました。
　結論から申しますと、当院でデンツプライ社のルシトーンを扱ったケースはありませんが、同じジャンルにあるバルプラストというノンクラスプデンチャーは２０例〜３０例と思いますが行っております。
　当院はデンツプライの指定に入っておりますから扱うことは可能です。
　ルシトーンのほうがバルプラストより耐久性があるとも聞きますが、そのもの自体の比較より、ノンクラスプデンチャーの適応かどうかの問題が大きいと思います。
　私の考えでは、ノンクラスプデンチャーの適応症はごく限られており、その予後は厳しいものが多いと考えます。
　その理由は一つで、レスト（義歯を支持する構造）がないことです。
　そのことさえクリアーできれば非常によいものと考えます。
　ご参考まで。

平井歯科　平井先生。
　おはよう御座います。
　ご丁寧にご返信を頂き有難う御座います。
　色々よく検討をしてみます。
　宜しくお願い致します。